哀愁ポシェット

　今朝は、久々にマイッタ、カブ両名のひなたぼっこがありました。

　先に窓辺の特等席を陣取っていたマイッタ。

　遅れてやってきたカブ。
　窓の桟にのぼって、前足をガラスについて外を見る。
　後ろ姿がさみしそう。

　この夏いっぱいマイッタのお尻をかじってワルガメ全開。日々勝ち名乗りをあげていたカブなのに、この秋漂う空気はマケガメ。

　何があったのかは知りませんが、マイッタが飼い主の知らない所で勝負に勝ったであろうことは、間違いないと思われます。

　あんなにワルガメだったのに、マケガメの哀愁がポシェットのようにカブに張り付いていました。

　猫を飼っていた時も思ったんですが、猫の後ろ姿も、背中に哀愁のリュックを背負ってるように見えることがあるんですよね。
　深い哀愁の時はリック、ちょっと軽い時はポシェットと呼んでいましたっけ。亀も哀愁のリュックやポシェットを装着すると後年知ることになるとは、その当時は思いもよりませんでしたが。

　栄枯盛衰、王者交代の秋でしょうか。
　もう干し腹（冬眠に備え食べないこと）で冬ごもりに入ってるようですから、来年の春まで激しい喧嘩はおそらくないと思われます。

　来年はマイッタ女王が優位でいくのか、カブが復権を狙ってくるのか。
　神のみぞ知る。