静かな初夏

　神棚の榊を買って来ました。
　まめに水をかえて、根のかびくささをよく洗ってあげるとひと月以上はもちます。
　今年に入って榊を買ったのはたしか三回目です。
　葉っぱについている泥よごれを丁寧に水でぬらしたティッシュで拭いてあげると、ぐんと持ちがよくなりますし見た目もきれいに見違えますよ。

　最近は伊勢白山道ブログを時々しか見に行かなくなりました。
　政治や経済の伊白氏の個人的主観を精神的な話に混ぜながら話す姿勢に、感化されたくないからです。
　神様の秘密を聞いてどうする？という畏れ多い気持ちも出てきました。

　自分の人生を生きろという伊白氏のメッセージに強く共鳴した結果でもあります。ブログは見に行かなくなったけれど、神様という存在はお願いごとをするだけの存在ではなかったことを思い出させてくれました。その点には感謝しています。

　しかし
　政治や経済に、スピリチュアルな世界の人間はかかわらないに限ると思うのです。霊視を信じて大衆が政治や経済を考えるのはいいことなのでしょうか。

　この世のことはこの世のルールややり方で動かないと、脳みそが退化して正しい判断が出来なくなってしまうのではないでしょうか。
　　
　七夕まつりの短冊に願いを書くようなかわいい気持ちまで否定したら人生がつまらなくなってしまいます。ほどほどの気持ちで、星に願いを～の気持ちをこれからも持つと思います。
　ただ、余りにも本気で大勢の人が満月ワークとかやるのは、コワイと思います。（そっち方面には近づかないようにしようと^^;）

　パワーストーンを私も持っていますが、一番のお守りは自分の肉体だと思っています。その肉体を授けてくれたのは親先祖。誰かひとりがかけても自分がいません。
　肉体を授かっていることが何よりも強み。かめは人間のからだに憧れていますから。

　人間のからだで生まれてくるだけで、実現出来ることがいっぱいなことをカメが教えてくれました。　自分がパワーストーンを調合したお客さんには、そのことを伝えてきました。パワーストーンは主食じゃなくておやつみたいな存在だと思っています。それだけ食べていたら病気になるけれどもおやつは楽しい。石屋さんはお菓子屋さんです。
　お菓子ばっかり食べていれば虫歯になりますし、健康のみ考えたら砂糖は必要のないものです。このあたりは接し方次第だと思います。
　
　シルバーバーチに全然興味がわかない、般若心経が好きじゃないなど、偶然自分の思考が伊白道氏のいうことと重なっていたのも、ブログに夢中になった一因だと思いますが、もっとも大きな理由は、強いものに惹かれる気持ちだったような気がします。
　自分は洗脳されにくい人間だと思っていたのですが、そうでもないかもしれません。

　帰命頂礼（きみょうちょうらい）御当家の位牌の前を拝すれば　一に香炉　二にお花　三にしきみの折枝を　あげて念仏唱うれば十三仏の御影さす
　南無阿弥陀仏阿弥陀仏ヽ／　南無阿弥陀仏阿弥陀仏ヽ／

　帰命頂礼親の日は　朝は早起き身を浄め　御明（みあかし）照し香を焚き　我身はいづこにおつるとも　ふた親様は極楽へ導きたまえや地蔵尊
　南無阿弥陀仏阿弥陀仏ヽ／　南無阿弥陀仏阿弥陀仏ヽ／

　帰命頂礼御当家のはか所に植え置く古木梅　枝は九重花は八重　中なる小枝に鶯が西に向かいて法華経読む　さぞや仏も頼もしや
　南無阿弥陀仏阿弥陀仏ヽ／　南無阿弥陀仏阿弥陀仏ヽ／

　位牌と香炉（お線香）とお花、（あればしきみ）ろうそく、（あればおりん）これだけで先祖供養を昔からしてきた歴史が日本人にはあるのですから、原点にかえってそういうものの価値を見直すのは大事だなと思います。（仏壇もきれいですしね、彫刻が）
　唱えるお経はそれぞれの宗旨や好みでよりどりみどりの楽しい日本でいいじゃないですか。

　私はこの三和讃が一番好きです。懺悔文、座禅和讃、延命十句観音経ほかには観音経とか法華経を少々なども唱えますが、先祖供養という一心になれるのがこれです。

　この三和讃で心が洗われるんですよ。

　小学生の頃に祖母にもらった檀信徒日課経に載っています。　あとでどんなお経を覚えても、自分の心にはこの和讃が根を張っています。
　理屈ではないんです。効果とか霊験とかそういうものを期待して唱えるわけではなく、自分の中に流れているものが選ばせるのが供養の文言や経文なのでしょうね。