がらあき

9月23日金曜日

ゆうべはあんなにいやがっていた水桶。
結局根負けしたカブは臨時桶から出ることなく朝を迎え昼近くまで給水していた。

亀の間へカブが入らない。
リビングのテレビの裏で過ごす。



夜10時半頃　亀の間へ向かうカブ。こっそり先回りしてカブを待つ。
待っている間に魚にエサをやる。動物がごはんを食べる姿はかわいい。

魚を見ている私の足にびくっとして（敵のマイラセ亀と誤認か）箪笥の下へ隠れるカブ。相当目が悪い。

カブが前桶で給水。いい感じに眠そうだ。

そこへマイッタ登場。

おきまりのコース。

カブの桶をジャックしてくる。

退避。台所へいれてやる。

そして

カブを追っ払ったマイッタさん、水桶から退場して自分の隠れ家へ！

四つの大桶とひらた桶。亀が常駐出来る場所が五つもあるのに、うちひとつだけ亀入り。


ひとつだけ。

たった一名 パーサックしか使っていない。パーの桶にもマイッタは入ったが、パーの場合からだが小さいのでどかさなくても不自由なく入れる。だからなのか、最早マイに追い出されない。

仇のように戦うカブとマイッタと違い、段違いに体も小さいパーサックは物の数に入ってない。

だから水桶で眠れる。存在が軽いからおびやかされない。


マイッタは自分がいなくても、ここは私の水桶だと主張したことで幸せそうだった。悠々と引き揚げてからっぽの水桶を見た飼い主だけが茫然としてしまった。


使わないけど使っちゃダメってヤツですか・・・。


隠れ家をのぞいたら、「なにか？」という顔をされてしまった。

・・・・・・・・・・！・・・・・・・・・・・・！・・・・・・・・・・・・。


あいてるからカブに使わせたいと飼い主が思うのは、お亀法典からしたらずるっこいんだろう。


種が違うから　飼い主にはおねがいはするけれど、自分らの論理を飼い主の論理にはあわせられないんだ。

譲り合って仲良くなんて人類の一部しか出来ないことなのに、亀に要求することが間違いなんだな。

うちの亀は飼い主をボスだとは思っているけれど、いう事を聞かなきゃとは思っていない。

マイッタ「食糧や水、寝床を補給してくれる親切な人なのに。いつもおねがいを聞いてくれるのに、どうして私の戦いの邪魔になることをするのかしら？」