コチビ出発

写真は11日午前の日光浴風景。手前がオオチビ、奥がコチビ。

お亀の祈りは届きました

おかげさまで、コチビは新しい保護者のらねこさんの所へ出発しました。

あたたかな陽射の土曜日の午後、ホテイアオイやきつねのしっぽ（そういう名の水草）を持参金がわりに(笑)コチビは私のもとを離れていきました。

うれしいのに、ちょっぴりさみしい。
でも、めでたい。
もしかして、子供が結婚する時って、こんな気持ちなのかもしれません。

伴侶になる人に、「出来の悪い子だけど、あなたなら一緒にやっていけると思いました。でもどうしても、大変だったらいつでも戻していいですよ～」って、そんな親心の心境になるのかな(爆）

今日三月十一日は曾祖母の命日なので、コチビが出発するのに、ちょっぴり不思議な気分になりました。女系天皇の論議で知ったのですが^^;万世一系女の子って母の染色体しか受け継がないのですってね。血は両親から受け継ぐけれど、男性染色体（XY）のＹが、女性染色体（XX)にはない。それを知ってから、女系天皇には反対になりました。折角つづく長い歴史を変えるのは、まるで宝塚に男性を入れることと一緒です。そうしたらいつか宝塚がなくなってしまう。
ただ、例外として、Ｇａｋｕｔｏのような人がある公演に限り共演するという形は、あってもい面白いかな？どうだろう？やっぱりだめかな？

昔、家紋は地域によっては、女の子は母方の紋を受け継いでいくところもあったそうで、そういうのも、理にかなっていたんだなとも思いました
女の子と母方のつながりは強いんだなと意識して以来、母方の曾祖母にしみじみ親しみを感じているこの頃なので、今回コチビが曾祖母の命日に、新しい亀生をはじめたことで、より曾祖母に想いを馳せるようになりました。

それだけでも、うれしいことです。のらねこさん、コチビありがとう。

写真は、今日の午前中日光浴をしている二匹です。手前がオオチビ、奥がコチビ。
里子に出ると決まってから、無意識だったのですが、コチビの写真をソロではとりませんでした。
もう新しい家族の出来た子なのだから。私の亀ではなくなったのだから。そういうけじめの意識が働いていたのかもしれません。

メールでも電話でも感じのいい方だったので、心配はしていませんでしたが、もしも、変な人や、飼育が無理そうな人だったら、渡さずに帰って来るつもりでした。

ネットというのは、それぐらいの意識でないと、危険な面もあります^^　

このたびは、本当に幸いでした。

里親になった人がいやがるのが、前の飼い主が、あのこどうしている？とかやたら関心を持つことだと聞いた事があります。いやになる気持ちもわかります。前の奥さんやだんなさんが、あいつ元気？なんて折に触れて聞いてきたらうれしくないのに、少し似てるかな^^;;

小亀との別れで、ちょっぴりセンチメンタルになった時に、拉致被害者の横田めぐみさんのお母さんの顔を思い出しました。

数ヶ月保護していた小亀が家にいなくなるだけでも、さみしいなって思うのですから、我が子をさらわれたら、どれほどの想いで長い年月を生きて来られたのだろうと思うと･･････涙が出ました(本当）
まだまだ多くの被害者が認定もされずに、異国で苦しんでいるのを、忘れてはならない特定失踪者問題調査会から頂くメールニュースを読むことが、今せめても私に出来ること。ただ、そうはいっても、いくら応援する気でも、切ない思いをするのに堪えられない人も多いと思います。苦しい気持ちになるのに堪えられないから無関心。そういう人も少なくないんじゃないかな。

拉致被害者も家族の方々も、普通の方々。
政治家みたいに、強気でも無神経でもない、普通の神経を持っている方々だと思います。どれほど苦しいか。
やっぱり政府にはもっと強く動いてほしいです。

他人の不幸をわがことのように感じ、慰めたい、解決を願う、そのような心を慈悲の「悲」と云い、そういう心が幸せになるには必須だというのが仏の教えにはあります。

情けは人の為ならず(自分の為になる）と云うことわざも、根底に流れているものは、「悲」ですね。

小亀との別れのさみしさが、違うものに変わって、私の小さなさみしさは救われました。
拉致被害者の方々こそ、救われますように。
お亀に変わって祈ります。